Brain dock 脳ドック

脳ドックのご案内

脳卒中

日本人の死亡原因の第3位である脳卒中(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血)については、危険因子(高血圧、糖尿病、高脂血症、喫煙、家系など)があっても、事前にはわかりません。

認知症

日本人の寿命が延び高齢化が進んでいる今日誰もが認知症になる可能性があります。現在推計で400万人を超え2025年には700万人を超えるといわれています。65歳以上の高齢者の5人に1人が罹る計算です。

当院の脳ドックでは最新鋭の3.0テスラMRIでの画像検査と頚部超音波などが行なわれます。苦痛はほとんどありません。
発見される病気は、自覚症状のない脳梗塞(無症候性脳梗塞)をはじめ、未破裂動脈瘤、脳腫瘍、脳動脈奇形、認知症など多岐にわたります。

認知症も生活習慣病が密接に関係しています。食事や運動などの生活習慣の改善を行い、高血圧や動脈硬化などの進行を抑えることができれば、脳卒中のみならず認知症などの発症や進行を抑えられる可能性があるということです。特に高血圧、糖尿病、肥満、あるいは家族に脳卒中や認知症になった人が居るなど不安のある方は、ご自身の脳の状態を知るために一度、脳ドックを受診されてみてはいかがでしょうか?
脳ドックの結果を踏まえ生活習慣の改善や治療についてもご説明いたします。

軽度認知障害

健常者とアルツハイマー型認知症の中間の段階を示します。現在MCIのリスクを測る血液検査があります。(自費検査)

APOE遺伝子

アルツハイマー病発症に関連する遺伝子(自費検査)

MRI検査時の体内金属について

体内金属のある方はご予約時にお申し付けください。

MRI検査時のマスクについて

  • ・新型コロナウイルス感染対策のため、MRI検査中もマスクの着用をお願いしております。
  • ・ノーズワイヤー等に、金属が入ったマスクでは検査ができませんので、非金属のマスク(ポリエチレン・プラスチック素材の物、ウレタンやガーゼマスク)をご着用の上お越しください。
    金属が入っている、もしくは金属が入っているか判断できない場合は当院が準備したマスク(1枚20円)をご購入して頂く必要がございますので予めご了承ください。

Equipment 設備紹介

MRI(GE社製 MRI 3テスラ)Discovery 750W-Expert

GE社製 MRI 3テスラ Discovery 750W-Expert

検査環境の向上

様々な体格への適応や、検査環境の向上を目的として需要が高まるワイドボア(大口径)MRI。従来は開口経の広いワイドボアと撮像能力の高性能化を両立することは困難でしたが、新技術の構築により実現可能となりました。※オープン型MRIとは異なります

今までの1.5テスラのMRIと比較して撮影してくる画像情報が多いため診断能力が高いというメリットがあります。このため、結果として少ない時間で正確な診断が下せるようになっています。 また、従来のMRIより音が静かです。
GE社の最新鋭モデルです。

MRA 1.5テスラ / 3.0テスラ比較:同一撮像時間比較
  • MRI写真1
    1.5テスラ
  • MRI写真2
    3.0テスラ

Brain dock
course 脳ドックのコース紹介

基本脳コース

脳MRI(脳実質)+脳MRA(脳血管)+頸部MRA(頸部血管)

脳実質と脳血管、頸部血管をMRIで検査します。
脳腫瘍、脳動脈瘤、脳血管障害(脳梗塞、脳出血、血管奇形など)、脳萎縮・水頭症などの評価を行ないます。

日時 月~土曜日
所要時間 約40分

※オプション(VSRAD)がついた場合は約60分となります。

費用 専門医による説明(当日):29,700円(税込)
備考 検査前問診あり。
VSRADの対象年齢は54歳以上となります。
空き状況の確認・予約 問診票ダウンロード
  • 検査当日にバリウム検査を行った方やバリウムが体内から排出されていない方はMRI検査を行うことができません。

基本脳コース・WEB予約限定

  • 早期アルツハイマー型認知症診断支援システム(VSRAD)はこちらのコースに付けることはできません。

基本脳コースと同じ内容が、月~金限定 12・17時から それぞれ1日1名のみ受け付けております。
検査開始は12:30・17:30 からとなります。

費用(税込) 19,800円
  • お申し込みはWEB予約のみとなります。
  • 結果は郵送のみとなります。
  • 郵送後の検査結果について医師からの説明を希望される方は、別途3,300円(税込み)の費用がかかります。
    (所見がある方のみが対象となります。)

基本脳コース・空き状況の確認・予約

脳・血管コース(おすすめ)

基本脳コース+頚動脈超音波エコー検査

基本コースに加え、脳梗塞の原因になりうる頚動脈の狭窄の評価や、全身の動脈硬化の指標にもなる内膜中膜複合体の評価を行います。

基本脳コース
専門医による説明
(当日)
37,400円(税込)

空き状況の確認・予約

  • 検査当日にバリウム検査を行った方やバリウムが体内から排出されていない方はMRI検査を行うことができません。

総合コース

脳ドック学会のガイドラインに準拠した基本的な脳ドックです。

脳ドック総合コース
脳MRI(脳実質)+脳MRA(脳血管)+頸部MRA(頸部血管)+頚動脈超音波エコー+心電図検査+血液検査+専門医による説明

MRI,超音波検査に加え、脳卒中と関連する動脈硬化や全身の状態の評価を行ないます。

脳ドック総合コース 44,000円(税込)

空き状況の確認・予約

※当院では血液検査の結果が当日には判別しないため、お手数ですが後日、再度ご来院の上、全ての検査結果を丁寧にご説明いたします。
※血液検査があるため、食事は予約時間の4時間前までに済ませてください。水とお茶は可です。

早期アルツハイマー型認知症診断支援システム(VSRAD)※脳ドックオプション

  • 基本脳コース・WEB予約限定はこちらのコースに付けることはできません。
早期アルツハイマー型認知症診断支援システム(ブイエスラド VSRAD) 3,300円(税込) 5,500円(税込)

脳の萎縮度を見る検査「VSRAD(ブイエスラド)」はMRIの画像上目視では難しかった早期アルツハイマー型認知症診断を支援する方法です。
もの忘れが気になる方で54歳以上の方が対象になります。
アルツハイマー病はもの忘れの進行とともに脳の萎縮、特に海馬という記憶に関する部分が萎縮します。VSRADはこの萎縮の程度を見る検査です。

※上記3種類のコースのオプション検査となります。単独で受けることはできません。
VSRADの結果はあくまでも診断支援ですので、これだけでアルツハイマー型認知症の診断を行うことはできません。臨床情報(症状や神経心理学的検査)と合わせて医師の総合的な診断となります。

VSRAD(ブイエスラド)の有用性について詳しく見る

物忘れドック(スクリーニング検査)

軽度認知障害(MCI)スクリーニング検査プラス(採血のみの自費検査です) 22,000円(税込)
こんな事が気になる方におすすめです
  • 最近、物忘れが増えてきた
  • 肥満や糖尿病など生活習慣病の恐れがある
  • 親や家族の様子が少し変わった気がする
物忘れドック(APOE遺伝子検査)

アルツハイマー病は、発症する約20年前から主な原因物質であるアミロイドβペプチドが脳内に蓄積します。

Ⓐアミロイドβペプチドの蓄積を防ぐたんぱく質や毒性を防御する4種のタンパク質の血中量を測定することで、間接的にアミロイドβペプチドの蓄積を評価してMCI(軽度認知障害)のリスクを判定することが可能となっています。MCIやアルツハイマー病ではこれらのたんぱく質が低下しています。

ⒷMCIは認知症の前段階でそのまま放っておくと5年で約半分がアルツハイマー病などの認知症に進行すると言われています。

※少量の採血のみの検査です。結果報告は、約1か月後です。専門医より、結果説明と指導を行います。

関連情報:株式会社MCBI https://mci-plus.com

詳しくはこちら よくあるご質問

空き状況の確認・予約

APOE遺伝子検査

APOE遺伝子検査(アルツハイマー病発症に関連する遺伝子)
検査(採血のみの自費検査です)
17,600円(税込)

アルツハイマー病の発症のリスクを調べるものであり、将来の発症の有無を調べるものではありません。

※少量の採血のみの検査です。結果報告は、約1か月後です。専門医より、結果説明と指導を行います。

APOE遺伝子検査とは

アルツハイマー病や高齢者の認知機能低下に関与する重要な遺伝子のひとつに、APOE遺伝子があります。
APOE遺伝子には主にε2、ε3、ε4の3種類あり、それぞれアミロイドβペプチドへの防御作用の強さが異なります。ε4の遺伝子を持つ方は発症危険性が3倍~12倍高くなると言われています。
危険性を知ることで出来るだけ認知症にかかりにくい生活を心がけ、予防につなげることが肝心です。
40代~50代の方で、現在は症状がなくとも遺伝的な要素が気になる方はご検討下さい。

関連情報:株式会社MCBI https://mcbi.co.jp