
月経関連トラブル
月経関連トラブル
生理痛、生理不順でお悩みの方は非常に多く、それぞれの原因を明らかにして適切な対処、それが大切です。
下記症状があられる方は、ご相談ください。
基本的に25~38日周期であれば正常とされていますが、1週間くらいズレがある場合もほとんどは問題はありません。
頻発月経
月経がしょっちゅうある(10日~2週間毎)
稀発月経
月経がたまにしか来ない(40~50日毎)
無月経
月経が90日以上こない
いずれの場合も排卵障害に関連しており、長期間放置しておくと子宮体がんや不妊症の原因となります。ホルモン療法や漢方療法を用いて治療を行います。受診の際は基礎体温をつけている方はご持参ください。
10代はまだ体が成熟しきっていないため、生理不順がおきやすいので多少不安定でもさほど心配はいりません。しかし、初潮から数年経っていて生理不順が見られる場合はできるだけ早い婦人科の受診をおすすめします。
ご予約希望の方は、ずらしたい生理の1つ前の生理が来たら5日以内に受診をお願いします。生理を早めることも遅らせることも可能です。お電話にてご予約ください。
電話:048-783-3183
不正性器出血とは、月経以外のタイミングで性器から出血が見られる状態を指します。通常の月経とは異なり、突発的に出血が起こるため、多くの女性が戸惑いや不安を感じることがあります。出血の色はさまざまで、比較的新しい血液は鮮やかな赤色、古くなった血液は茶色や黒っぽい色になることもあります。また、少量の出血の場合は黄色く見えることもあります。
不正性器出血は必ずしも病気によるものとは限りませんが、重大な疾患の兆候である可能性もあるため、安易に放置することは避けましょう。特に、閉経後の出血や、周期に関係ない出血が繰り返される場合は、早期受診が重要です。
不正性器出血には多様な原因があり、なかには早期の治療が必要な深刻な病気が隠れていることもあります。そのため、原因を正確に見極めることが非常に重要です。主な原因は以下の通りです。
炎症性疾患
病原菌の感染による腟炎、子宮内膜炎、萎縮性腟炎など。性交痛やおりものの異常を伴うこともあります。
ホルモン異常
思春期や更年期に起こるホルモンバランスの乱れ、卵巣機能不全、無排卵周期など。
子宮腟部びらん
若年女性に多く見られる状態で、びらん部分からの接触出血が見られます。多くは良性ですが、子宮頸がんの初期変化の可能性もあるため注意が必要です。
良性腫瘍
子宮頸部または内膜のポリープ、子宮筋腫など。出血や貧血の原因になることもあります。
悪性腫瘍
子宮頸がん、子宮体がん、卵巣腫瘍、子宮肉腫、腟がんなど。特に閉経後の出血は悪性疾患の可能性が高く、注意が必要です。
妊娠関連
妊娠初期の出血、流産、異所性妊娠(子宮外妊娠)など。妊娠の可能性がある場合は、迅速な対応が求められます。
また、出血源がはっきりしない場合もあり、尿道や肛門からの出血が紛れているケースもあります。どこからの出血か分からない場合も、早めに医療機関での確認が必要です。
不正性器出血は、その名の通り「予定外」の出血として現れます。出血の量や色には個人差があり、突然の鮮血、茶色いおりもののような出血、トイレで拭いた時に気づく程度の軽い出血など様々です。出血以外にも、おりものの変化や下腹部の違和感、性交時の痛みなどを伴うことがあります。
特に注意したいのは、閉経後にもかかわらず出血が見られる場合や、月経周期とは無関係に不正出血が続く場合です。また、性交のたびに出血が起こる、あるいは普段の月経とは明らかに異なる性状の出血が見られる場合も、注意が必要なサインといえます。
経血の量を測らずに過多月経かどうか判断するためのポイントです。
月経の量は他人との比較が難しいです。
また、月経量が急に増えればおかしいな?と思われますが、徐々に増加した場合、
なかなか過多月経を自覚していない方も多くいらっしゃいます。
月経時に血の塊が出る、昼間も夜用ナプキンを使用している、ナプキンとタンポンの併用が必要、などの状況は過多月経が予想されます。
貧血が進行していたり、気づかないうちに筋腫などができている可能性もありますので、まずはご相談ください。
症状や挙児希望の有無、筋腫など器質的な疾患の有無などによって治療方法を検討します。すぐの挙児希望がなく、大きな筋腫などがない場合にミレーナ(IUS:レボノルゲストレル放出子宮内システム)という子宮内器具の挿入が可能です。ミレーナは過多月経・月経困難症を保険適用としておりますが、非常に高い避妊効果があり、避妊目的(自費となります)で挿入することもあります。
婦人科器質性疾患
子宮など婦人科にかかわる部位の疾患が原因で過多月経を引き起こすのが器質性疾患です。主なものに、子宮筋腫や子宮腺筋症、子宮内膜ポリープなどの良性腫瘍、子宮体がん、子宮頸がんなどの悪性腫瘍があります。
疾患がもととなる過多月経では、疾患が悪性かどうかを確認することがとても重要です。内診、超音波、子宮鏡検査を受けるとともに、子宮体部や子宮腔部スメアといわれるがん検診を受けることが大切です。また、悪性腫瘍の早期発見のためには、普段から婦人科検診を受診しておくことも重要です。
婦人科機能性疾患
女性ホルモンの異常により、過多月経となることがあります。おもな原因となるのは、黄体機能不全や無排卵性周期症(周期的に月経のような出血はみられるのに、排卵をともなわない症状)などです。これらの症状は10代から20代の月経歴の短い層と40代後半からの閉経期の近い層に多くみられます。この年代の過多月経の原因として疑ってみる必要があります。問診と基礎体温表やホルモン検査を行い診断します。
PMSの症状は人によってさまざまです。
同じ人でも月によって違い、もしあなたが月経(生理)の前にココロやカラダに不調を感じることが多いのならば、それはPMSの症状かもしれません。
生理が始まる前の時期にお腹の張り、イライラ、頭痛、抑うつ等の心身の不調という症状が現れる場合、月経全症候群(PMS)の可能性があります。
生理の10日前~3日前までにこうした症状が現れて、月経が開始すると症状がなくなります。月経のある女性の3~5%に月経前症候群があると報告されています。月経困難症もあるケースも多くなっています。
原因としてはホルモンバランスの乱れやストレスの関与が指摘されていますが、はっきりとした原因は分かっていません。
特に、働く女性は残業続きで無理が重なったりすると、集中力が低下して仕事のミスが増えたり、攻撃的になったり、生活上のトラブルが起きることもあります。
生理後症候群とは、生理の終わりごろから、こころや身体に表れるさまざまな不調を指す言葉です。医学的に正式な病名ではありませんが、多くの女性が生理後に身体のだるさや情緒の不安定さを経験しています。
生理後症候群の症状は、心身の不調が主な特徴です。
月経前後に不調を訴える女性の割合が約70~80%と非常に多く、決して珍しいことではありません。
生理後症候群の原因は、はっきりとは分かっていません。
ただし、生理に伴う女性ホルモンの変化や貧血が原因のひとつだと考えられています。
生理後に感じる倦怠感や気分の落ち込みは、貧血が原因となっていることもあります。
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