乳がんハイリスクの方を対象とした乳房MRIドック
欧米では乳がんのハイリスクの方に造影MRIを用いたスクリーニングが推奨されています。乳がんのハイリスクの方とは乳がんの発症リスクが高い、通常の検診では早期発見が困難であるとされた女性のことを言います。BRCA遺伝子変異陽性者の方やそれと同等に乳がんの家庭内での集積性の高い方で、マンモグラフィでも高濃度の乳房の方が対象になります。
具体的には、同一家計(第2度近親者)内に2人以上の乳がん患者さんがいて、かつ、そのうち1人が、①若年(40歳未満)で発 症、②両側の乳がん、③乳がんと卵巣がんの両方を発症、④男性乳がんの方がいる、などのリスク因子がある場合にはMRIドックをお勧めいたします。(日本乳がん検診学会ガイドラインより抜粋)
- BRCA1、BRCA2遺伝子異常のある方
- 乳がんや卵巣がんの強い家族歴のある方
- 乳がんの発症リスク20%以上と思われる方(米国のGail Model)
- 胸部への放射線治療歴(リンパ腫など)のある方
New Guidelines from the American Cancer Society(ACS) CA Cancer J Clin 57:75~89 2007
乳房MRIドック Aタイプ(マンモグラフィ検査+エコー検査+乳房MRI検査)
1年以内にX線マンモグラフィ検査を受診されてない方向けのドックです。
※ 豊胸手術、ペースメーカーをされた方はX線マンモグラフィ検査を受診できません。Bコースを選択ください。
料金 | 55,000円(税込) |
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検査内容 | マンモグラフィ検査+エコー検査+乳房MRI検査 |
乳房MRIドック Bタイプ(乳房MRI検査+エコー検査)
1年以内にX線マンモグラフィ検査を受診されたことがある方向けのドックです。
料金 | 49,500円(税込) |
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検査内容 | エコー検査+乳房MRI検査 |
乳房MRIドック Cタイプ(乳房MRI検査)
料金 | 44,000円(税込) |
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検査内容 | 乳房MRI検査 |
乳房MRIドックの流れ
乳房MRIドックは①事前診察、②検査、③結果報告の3回ご来院していただく必要がございます。
※検査当日は食事制限がございます。(検査4時間前から絶食)
MRI検査時のマスクについて
- ・新型コロナウイルス感染対策のため、MRI検査中もマスクの着用をお願いしております。
- ・ノーズワイヤー等に、金属が入ったマスクでは検査ができませんので、非金属のマスク(ポリエチレン・プラスチック素材の物、ウレタンやガーゼマスク)をご着用の上お越しください。
金属が入っている、もしくは金属が入っているか判断できない場合は当院が準備したマスク(1枚20円)をご購入して頂く必要がございますので予めご了承ください。