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INFORMATION乳腺外科からのご案内

2024年9月より復帰の松谷彬子先生の受付終了時間と結果のお伝えについて

当面の間、松谷彬子先生の診察日は初診の方は16:30受付終了となります。
午後の診察の方は込み具合によっては検査結果のお伝えも後日とさせていただきます。
16時過ぎのご来院は検査結果のお伝えは後日になる可能性が高いです。
患者様にはご迷惑をおかけいたしますがご了承ください。

院長の診察をご希望の方へ

乳腺・甲状腺科の二人体制時には「院長希望」とおっしゃってください。

乳腺外科・甲状腺内科におかかりの方へ

  • 再診の患者様は予約制となりますので、ネット予約もしくはお電話にてご予約ください。ご予約なしでお越しいただくと、お断りする場合がありますので予めご了承ください。
  • 乳腺外科混雑時及び受付終了間際は、検査結果のご説明は後日(約1週間後)になることがございます。その際は、再診料が発生いたしますのでご了承ください。
  • 初診の方は混雑時は診察は行いますが、検査は後日予約とさせていただくことがございますのでご了承下さい。

土曜日の乳腺外科 医師1名体制の日は、初診の患者様は結果説明は後日となる可能性があります。

土曜日の乳腺外科 医師1名体制の日は、初診の患者様は結果説明は後日となる可能性があります。
医師1名ですと対応に限界があり大変、混み合うためこのような措置とさせていただきます。
患者様にはご迷惑をおかけいたしますが、何卒、ご了承ください。

※2024年5月~8月の火曜日の乳腺外科の初診の方は結果の説明を後日とさせていただきます。
患者様にはご迷惑をおかけいたしますがご了承ください。

Breast surgery 乳腺外科

土曜日の乳腺外科 医師1名体制の日は、初診の患者様は結果説明は後日となります。

土曜日の乳腺外科 医師1名体制の日は、初診の患者様は結果説明は後日となります。
医師1名ですと対応に限界があり大変、混み合うためこのような措置とさせていただきます。
患者様にはご迷惑をおかけいたしますが、何卒、ご了承ください。

診療内容

  • さいたま市民・乳腺ドック
  • 自費乳腺ドック
  • 良性疾患の診断・治療
  • 陥没乳頭
  • 乳腺症
  • 難治性乳輪下膿症
  • 甲状腺疾患
  • バセドウ病
  • など

こんな症状ありませんか?

乳腺疾患の症状は自分で見て触って気付くこともよくあります。 下記のような症状、項目に該当するかたはご相談ください。

  • 胸にしこりを感じる。あるいはしこりかどうかわからないが、なんとなく気になる。
  • わきの下にしこりがある。
  • 乳房の皮膚にへこんでいる、ひきつれているところがある。
  • 乳房の皮膚が赤くなっている。
  • 生理前ではないのに乳房に違和感、痛み、張り感などがある。
  • また、わきの下のほうまで違和感や痛みがある。
  • 乳頭から赤色や褐色の分泌液が出る。
  • 乳頭がただれている。
  • 他施設の検診や自治体の検診で要精密検査となった。

※初診の方はご予約なしでお越しください。再診の方はご予約お願いいたします。

問診票ダウンロード

Breast cancer screening 乳腺ドックについて

乳腺ドックのご案内

乳房に症状や病変のある場合、保険診療となります。

担当技師について

当院では、女性技師が担当しております。
検診マンモグラフィ撮影認定放射線技師も在院しております。

全日、女性技師がおりますので安心してマンモグラフィ検査を受けることができます。

乳腺ドックについて詳しく見る

Gynecological examination レディースドック

レディースドック

シンプルコース
(20・30代向け)
乳腺エコー+経膣エコー+子宮頸がん検診
所要時間:約90分
16,500円(税込)
スタンダードコース
(40代以上向け)
乳腺エコー・マンモグラフィ+経膣エコー+子宮頸がん・体がん検診
所要時間:約120分
23,200円(税込)
  • 所要時間は目安となりますので、混雑状況により前後する場合がございます。
  • 乳腺エコー、マンモグラフィ、経膣エコーについては当日説明。子宮頸がんと体がん検診の結果については約3週間後の郵送となります。
  • 問診票ご記入のため、予約時間の20分前にご来院下さい。
  • 検査日が生理にあたりますと、正確な検査ができませんのでご予約の際にご注意をお願いします。
  • レディースドックの子宮頸がんと体がん検診の結果(郵送)について、説明をご希望される方はお電話にてご来院のご予約をお取りください。(結果説明のみの方は追加金額の発生はございません。検査や診察を行った場合は保険診療となります。)
空き状況の確認・予約 レディースドック問診票ダウンロード

Breast MRI dock 乳房MRIドックのご案内
(乳がんハイリスクの方対象)

乳がんハイリスクの方を対象とした乳房MRIドック

欧米では乳がんのハイリスクの方に造影MRIを用いたスクリーニングが推奨されています。乳がんのハイリスクの方とは乳がんの発症リスクが高い、通常の検診では早期発見が困難であるとされた女性のことを言います。BRCA遺伝子変異陽性者の方やそれと同等に乳がんの家庭内での集積性の高い方で、マンモグラフィでも高濃度の乳房の方が対象になります。

具体的には、同一家計(第2度近親者)内に2人以上の乳がん患者さんがいて、かつ、そのうち1人が、①若年(40歳未満)で発 症、②両側の乳がん、③乳がんと卵巣がんの両方を発症、④男性乳がんの方がいる、などのリスク因子がある場合にはMRIドックをお勧 めいたします。(日本乳がん検診学会ガイドラインより抜粋)

乳房MRIドックについて詳しく見る

PHILOSOPHY 乳腺外科専門医
天野 定雄の理念

見落としのない乳腺ドックで、乳がんの早期発見を

マンモグラフィ MRI

乳がん患者さんは毎年増加して、今では日本の女性が生涯を通じて、罹るがんの中で最も多いものとなったのは皆さんご存知の事と思います。そして、乳房の検診が重要であることは言うまでもありません。日本ではこれまで欧米のマンモグラフィ検診の実績を借用して、乳腺ドックにはマンモグラフィと触診が大切という理念のもとに検診を施行し、一定の評価を得てきました。しかし、検診での見落としという悲しい例も時に見られ、住民検診が100%の正診率でないことも明らかになりました。つまり検診を受けていれば万全という事はなく、質の高い検診を受けることが大切であるということが判りました。

そこで、日本独自の質の高い検診法を確立するために、乳房に症状がない40歳代の女性参加者72,998名を募り、マンモグラフィに超音波検査を併用する乳房検診システムを企画し、この方法が従来のマンモグラフィ単独の検診と比較して優れているかどうかを検証する研究を行いました(J-START)。その結果、マンモグラフィに超音波検査を併用したほうが、がんの検出率が増加し、また早期乳がんの発見割合が多いという結果が得られました。すなわち、マンモグラフィだけでは見落とされていたがんを、超音波を併用することで拾い上げることを科学的に証明しました(Lancet 2016; 387:341-48)。

一方、最近たくさんの乳がんが発見されるようになると、マンモグラフィや超音波検査をすり抜けて、MRIでなければ発見できない乳がんが知られるようになりました。乳房のMRIが既知病変の広がり診断だけではなく、多発病変の発見などにも有用であることが認められるようになりました。すでに米国や欧州のガイドラインでは遺伝性あるいは家族性乳がんのスクリーニングにMRIが勧められるようになっています(Lancet 2011; 19:1804-11)。

このような最新の研究結果を踏まえ、新都心むさしのクリニックでは「見落としのない乳腺ドック」を開設理念の一つとして掲げ、できるだけ早期のうちに乳がんを発見することを目標にしています。

具体的には、3つの検査、マンモグラフィ、超音波検査、MRI検査の最新の機器を備え、診察やマンモグラフィの読影は読影資格AS認定の経験豊富な医師が行っています。

さらに検査の手順も大切で、まずマンモグラフィを先に撮影し、その読影結果を踏まえて、超音波検査を行うという方式をとっています。この検診方法は最も効率がよく、見落としの少ない方法として学会でも知られておりますが、人的資源や検査機器の面から、どの施設でも可能というわけにはゆきませんでした。当院では、そのような効率よく、見落としの少ない方法で検診を行っています。マンモグラフィの被ばくに関しても注意が必要で、慎重な判断のもとに施行しています。

日本乳がん検診学会の乳がん発症ハイリスクグループに対する乳房MRIスクリーニングに関するガイドラインに準拠して、当院でも乳房MRI検査を行っています。

Periodic follow-up 乳がん術後の患者さん
に対する定期フォロー

かかりつけ医の目線から「乳がん」サバイバーの方を診るクリニック

マンモグラフィ MRI

がんと闘いながら、日常の生活を送っている方はサバイバーと呼ばれています。

当クリニックは、見落としのない乳腺ドックという目標の他に、かかりつけ医の目線からサバイバーの方と共に歩むクリニックを目指しています。中でも、「乳がん」や「甲状腺がん」のサバイバーの方たちを、かかりつけ医の立場から診てゆくのが、当クリニックの目的の一つです。

日本で乳がんは、毎年6万人以上の方が発症しますが、多くは早期に診断され、早期に治療を受けて「がんサバイバー」になります。そして、約70%の患者さんは5年間の薬物治療を受けることになります。このため、専門病院の乳腺外来はどこでも術後の患者さんで大混雑しています。私も40年間大学病院で術後の患者さんを診てきましたが、初期の治療を終えた患者さんは、次は再発の恐怖におびえながら、生涯を送ることになり、多くの不安に立ち向かい、医師やコメディカルのサポートを求めていますが、十分な対応が行えてきたとは言えません。

また、多くのがんは術後5年を経過すると再発率は急速に下がりますが、乳がんは5年過ぎても一定の頻度で再発を起こすことが知られています。次のグラフの様に、特にホルモン受容体(ER)陽性の乳がんは日本の乳がんの70%以上を占め、ルミナールタイプと言われて、ホルモン治療に感受性が高いのですが、長期にわたって再発率が低下しないのです。

最近、Lancetという雑誌にATLAS trial という10年間のホルモン治療と5年間の治療の2群の比較成績結果が発表され、10年間のホルモン療法は20年先の再発率や死亡率を下げることが示されました(Lancet 2013: 381:805)。今後、ホルモン療法は10年間行われる傾向になると思われます。このため、各地のがんセンターや大学病院、乳がん専門の外来は一層混雑すると考えられます。

このように、乳がんは予後が良いと言われていますが、治療や経過観察の期間が長期に及ぶという欠点も有しています。そこで、high volume center外来と同じ設備と専門医を有している当クリニックでは、このような患者さんを受け入れる「オアシス」でありたいと考えて診療している次第です。すでに以下の医療機関と連携を結び、患者さんを双方向で連携しながら診察してゆく体制を整えております。

  • 聖路加国際病院
  • 昭和大学病院ブレストセンター
  • 日本大学病院
  • 日本大学医学部付属板橋病院
  • さいたま赤十字病院
  • 獨協医科大学 越谷病院
  • さいたま市民医療センター(さいたま市西区)
  • 埼玉県立がんセンター
  • 国立がんセンター中央病院
  • 自治医科大学附属さいたま医療センター
  • がん研有明病院

具体的には、①再発を早期に発見する、②二次的に発生する別の「がん」の予防と発見、③乳がん治療後の副作用の対策、④患者さんとその家族の支援 などです。

当クリニックは市中でありながら、最新の超一流の設備を有する乳腺クリニックです。

超音波装置、最新のマンモグラフィ装置、子宮がん検診装置、3TのMRIを駆使して、検診年齢に至らない、若い女性の乳房の検査も積極的に行っています。

術後のサバイバーの方には以下の視点から丁寧な診察を行います。

二次性の発がん

「がん」の治療法の進歩により、長期に生存するサバイバーは増加しています。

その結果、2番目、3番目の「がん」が見つかることも稀ではありません。

二次発がんは、化学療法や放射線治療の晩期合併症の一つであり軽視できないものです。

一次がんが乳がんの場合、発症のリスクが高くなると報告されている二次がんは、白血病、対側乳がん、肺がん、食道がん、軟部組織腫瘍などがあり、原則として、放射線治療の照射野に近い臓器の「がん」が増加すると言われています。

反対側の乳がん

一度乳がんになられた方に反対側の乳がんが発生するリスクは2~5倍になると言われています。現在は健常である反対側の乳房についても、定期的な診察が必要です。

遺伝性乳がんの対応

ハイリスク症例に対するMRIスクリーニングの有用性を患者さんに説明して、積極的に検査を受けていただくことも行っています。

EVA trial (J Clin Oncol 28: 1450-1457 2010)

ドイツで行われた多施設研究にEVA trial(J Clin Oncol 28: 1450-1457 2010) があります。これは687人のハイリスク症例に対して、マンモグラフィ、超音波検査、MRIのスクリーニング検査を年に1回施行し、さらに371人に半年ごとの超音波検査を追加して、超音波の有用性を検討した研究です。その結果、最も診断率の高い組み合わせは、MRIとMMGであり、感度100%、MRIの単独検査でも感度は92.6%で、MRIに超音波を併用しても同じ感度でした。この試験の示すように、乳がんの検出における乳房MRIの感度はマンモグラフィ、超音波に比べて非常に優れているといえます。

一方、検査のコストや造影剤のリスクを考慮すると、発生リスクの高くない一般人の検診にMRIを使用することは現実的ではないとされています。

がんの予防

乳がんの予防で、患者さんにできることは、限られていますが、飲酒の制限、身体活動の効果、体重のコントロールなどは明らかなエビデンスのある予防法とされています。

疫学研究では、乳がんと少量の飲酒との間に小さいながら有意な関連が認められた(RR=1.05;95%CI、1.02~1.08)。たとえ1日1杯であっても、乳がんリスクは小幅に増加する。NCCN乳がんリスク低減委員会では、飲酒は1日1杯未満に制限すべきであるという提言をしています。なお飲酒量としての1杯とは、蒸留酒約30mL、ワイン約180mL、またはビール約240mLとしています。

45,631名の女性における身体活動の関連性を評価した前向き研究では、1週間当たり10時間以上のウォーキング/ハイキングを報告した女性で乳がんリスクの低下が最大であったことが示されました(RR=0.57;95%CI、0.34~0.95)。

低脂肪食

閉経後女性48,835名を対象に、低脂肪食(例えば、脂肪摂取量を1日当たりの総カロリー摂取量の20%までに制限し、果物、野菜および穀物の摂取量を増やす)が乳がんリスクに及ぼす影響を検討するためにデザインされたWHIの比較介入試験では、平均8.1年間にわたり低脂肪食を継続した介入群において、浸潤性乳がんの発生率に統計学的に有意な低下は認められなかったそうです(HR=0.91;95%CI、0.83~1.01)。日本人の場合、極端な脂肪の制限は考えなくてもよさそうです。

体重/BMI

過体重または肥満の女性では閉経後乳がんのリスクが高くなることを示した証拠は、かなり多く存在します。閉経後女性87,143名を対象として体重変化が浸潤性乳がんの発生率に及ぼす影響を検討したNurses Health Studyの最近の結果によると、18歳以降に25.0kg以上の体重増加を経験した女性では、体重が維持された女性と比較して乳がんリスクが高くなる可能性が示唆されています(RR=1.45;95%CI、1.27~1.66)。

Equipment 設備紹介

マンモグラフィ(デジタルマンモグラフィ装置)MAMMOMAT Inspiration

不安・痛みの低減

今回導入した最新のマンモグラフィー装置は、被験者の不安を少しでも低減するような丸みをおびた優しいデザインが採用されています。

また、一般的にマンモグラフィー検査は、とても強い痛みを伴う検査と思われていますが、こちらの装置は不必要な痛みを軽減する機能を備えています。乳房を圧迫板ではさむ際、乳房の厚みがこれ以上変化しないことを探知すると、最適な位置で自動停止します。

より優しい痛みの少ない検査をしていただけます。

低被ばく

X線を画像化するフラットディテクタには、マンモグラフィーに最適な特性を持つa-Se(アモルファスセレン)という素材を使用するとともに、より高い低被ばくと高画質を実現する、X線から直接デジタル画像信号へ変換する方式を採用しています。

また、X線管の陽極に二つの素材(モリブデン、タングステン)を搭載して、患者様の乳房の厚さや乳腺の密度に応じて変更できるので、コントラストの高い画像を維持しつつ被ばく線量を抑えた検査が可能です。

高画質と被ばく低減を両立した装置です。

検出能の高さ

乳腺密度の高い日本人女性の乳房に適した画像再構成パラメータを備えています。
乳房の状態をより診断しやすい画像をご提供します。

担当技師について

当院では、女性技師が担当しております。
検診マンモグラフィ撮影認定放射線技師も在院しております。

全日、女性技師がおりますので安心してマンモグラフィ検査を受けることができます。

マンモグラフィ検診施設画像認定取得のお知らせ

マンモグラフィ検診施設画像認定証

当院は、マンモグラフィ検診施設画像認定を取得しました。
この認定制度は、「日本乳がん検診精度管理中央機構」がマンモグラフィ検診の精度維持・向上を目的として、その施設の検査装置や撮影したX線写真、撮影に要したX線量などを総合的に判断し、必要な基準を満たした施設のみを認定しているものです。
患者様には、当院で安心してマンモグラフィ検診を受けていただきたいと考えております。

施設認定証発行番号:第8328号
認定日:2020年9月1日
関連ページ:特定非営利活動法人 日本乳がん検診精度管理中央機構

「日本乳癌学会 関連施設」に認定されました

日本乳癌学会関連施設認定証

当院は、 一般社団法人日本乳癌学会の認定医・専門医制度規則に基づいた関連施設として認定を受けました。

認定番号:第3101-01号
認定日:2021年1月
関連ページ:一般社団法人日本乳癌学会ホームページ

Thyroid internal medicine 甲状腺内科について

甲状腺内科について

我が国における甲状腺結節の頻度は極めて高く、超音波検査で甲状腺に結節を認める頻度は、男性で16.6%(4.4%~18.5%)、女性で28.1%(9.2%~31.6%)と言われています。実に、男性の6人に1人、女性の3.5人に1人の割合で結節が発見されます。(甲状腺結節取り扱い診療ガイドライン2013、甲状腺結節性病変の疫学)

さらに超音波検査により発見された結節の中で甲状腺がんの頻度は、男性で1.90%(1.64~2.54%)、女性では3.18%(1.62~7.10%)で、結節の2~3%に甲状腺がんが発見されています。特に東日本大震災の福島原発事故による県民健康管理調査事業の甲状腺検査では38.5万人の短期間データが公開されていて、現段階では放射線の影響は考えにくいと評価されていますが、低線量の放射線の影響を見るためには、長期間の経過を見る必要があるとされています。(福島県「県民健康調査」平成23年度~25年度から抜粋)

このように、甲状腺について普段はほんど関心がない方でも、その隠れた病気の頻度には驚かれると思います。当院では、新しいエコー検査の機器を使用して、隠れた甲状腺の結節を精査いたします。

甲状腺の病気発見のきっかけ

定期検診で「首が少し太いのではありませんか?」「甲状腺が腫れていますよ」と指摘され、インターネットで当クリニックを見つけて受診される方が増えています。一方、

頸部の腫れが目立たない方や甲状腺の病気の初期や軽症の場合の方では、様々な不定愁訴として長い間、見過ごされていることもあります。甲状腺ホルモンは多くの臓器に関与しているとても大切なホルモンです。そのため、そのバランスが崩れるといろいろな、つかみどころのない症状を起こします。例えば、

  • 心臓に関係する症状としては 頻脈、徐脈、狭心症症状など
  • 消化器症状としては、 下痢、便秘、食欲低下、食欲亢進、嚥下の違和感など
  • 神経症状としては、筋力の低下、筋肉のけいれん、認知能力の低下など
  • メンタルな症状としては、うつ状態、気分の落ち込み、著しい疲労感など
  • 皮膚の症状としては、皮膚の乾燥、脱毛など
  • その他の症状では、月経不順、浮腫、嗄声など

また血液検査で急にコレステロールが増加したり減少したりする場合や原因のはっきりしない肝機能障害の場合なども甲状腺の病気を考える必要があります。

このように本当に様々な症状を起こしますので、思い当たる方は、甲状腺の病気を疑って検査を受けていただく価値はあると思います。

また最近では、不妊治療中の方で、甲状腺機能の異常を指摘されて、当クリニックを受診される方も増えております。どうぞお気軽にご相談ください。

甲状腺内科の受診について

初診の方は、ご予約なしでお越し下さい。お待たせすることがあるかとは、思いますがご了承ください。
※火曜日・水曜日午後・土曜日午後は担当の天野先生はお休みとなりますのでご注意ください。

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